１１日、福建省福州市で開催された長寿パンダ「巴斯」の名を冠した文化フォーラム。（福州＝新華社配信／肖和勇）
３７歳の誕生日に長寿を祝う王冠を贈られた巴斯。飼育下にあるパンダとしては当時の世界最高齢だった。（２０１７年１月１８日撮影、福州＝新華社配信／肖和勇）
【新華社福州１２月１４日】中国福建省福州市で飼育され、２年前に３７歳で死んだ雌のジャイアントパンダ「巴斯（バス）」の物語を通じて平和のメッセージを伝える文化フォーラムが１１日、同市で開かれ、国内外から文化やスポーツなど各界の代表約２００人が参加した。
フォーラムは中国人民対外友好協会と福建省人民政府が共催した。巴斯の物語を紹介し、中国の伝統的な平和の精神を世界に発信するとともに、異文化交流を通じた相互理解を図ることを目的としている。「巴斯文化宣言」も発表された。
同協会の李小林（り・しょうりん）会長があいさつに立ち、巴斯は中国人民の平和と友情に対する熱意を世界に伝え、中国と各国の国民間の相互理解と交流を深めたと紹介した。
巴斯は福州市で３３年間飼育された。１９８７年に米国に一時貸与された期間もある。９０年の北京アジア競技大会のマスコットキャラクター「盼盼（パンパン）」のモデルにもなった。１５年には巴斯を主人公とした中国のプロモーションビデオが米ニューヨークのタイムズスクエアで流された。１７年９月に３７歳で死んだ。飼育下にあるパンダとしては当時の世界最高齢だった。
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