3日、自宅で料理をしながらショート動画を撮影する甘有琴さん(左)。(南寧=新華社記者/曹禕銘)
【新華社南寧12月7日】中国広西チワン族自治区欽州市霊山県に住む甘有琴(かん・ゆうきん)さんは、一般的な30代の農家の女性だ。甘さんはインターネット上で農村生活のショート動画を発信し、ふるさとの農業副産物の販売をけん引。畑を耕しながらライブ配信も行う農家「インフルエンサー」として活躍している。
甘さんとチームのメンバーは2017年からショート動画のソーシャルメディアアカウントを運営。今ではフォロワー総数が1千万人を超え、動画は1日当たり約200万回再生されている。
甘さんは普段、料理や網を使った魚取り、木に登っての果実収穫など、農村生活のショート動画をアップしているが、実は並々ならぬ「販売影響力」の持ち主でもあり、2018年にはライブ配信を通じてライチを35万キロ以上販売。地元の貧困世帯が農業副産物を販売できるよう支援もしており、50人以上に雇用を提供している。