8日、自動巡回点検用ドローンのモニタリングテストを行う作業員。ドローンは格納ベースから自動で飛び立ち、送電網の巡回点検が終わった後には自動でベースに戻る。5Gネットワークを利用し高解像度の画像データや飛行制御信号をリアルタイムに送信することができ、データ転送と画像転送の一体化を実現した。(寧波=新華社記者/徐昱)
【新華社寧波8月9日】中国浙江省の寧波市供電公司は8日、人と機械が連携して作業を行うスマート巡回点検モデル区を市内杭州湾新区で完成させ、ドローンと巡回ロボットによる送電線自動点検のテストに成功した。同モデル区は220キロボルト変電所4カ所と110キロボルト変電所1カ所を管理する。ドローンの格納ベースは5カ所設置され、13のルートで自動巡回点検を行う。473・6キロの区間に設置された送電鉄塔760本をカバーし、人による遠隔制御と機械による自動巡回点検を実現している。ドローンの飛行制限エリアや禁止エリアでは巡回点検ロボットが投入されるという。ロボットは高圧線のアース上を走行し、搭載された可視光カメラやサーモグラフィー、レーザーレーダーなどを用い高圧線各部の自動巡回点検を行う。