13日、陝西省銅川市耀州区のトキ放鳥地で撮影したトキ。(銅川=新華社記者/劉瀟)
【新華社銅川6月18日】中国陝西省銅川市耀州区を流れる沮河(そが)の流域は、秦嶺(しんれい)山脈以北で初めてのトキ放鳥地である。同地では2013年から、62羽のトキを2回に分けて放鳥し、2019年の繁殖期終了時点で「銅川籍」のトキ85羽の繁殖に成功した。
鳥の中で「東方の宝石」とたたえられるトキは、20世紀半ばには絶滅の危機に瀕していた。世界でわずか7羽の野生のトキが陝西省漢中市洋県で発見された1981年5月23日以降、約30年間で保護態勢が徐々に整い、中国のトキの個体数は2600羽余りに増えた。