5月31日、動車組検査ロボットの作業前準備を行う動車組整備士。(上海=新華社記者/陳飛)
【新華社上海6月5日】中国の高速鉄道や都市間鉄道などで幅広く運行されている動力分散方式車両「動車組」を専門に検査するロボットの運用が5月31日、上海動車段(動車組車輌基地)上海虹橋動車運用所で開始された。
このシステムは、全ての型番の動車組の車体底部や台車の可視部品を全自動で検査でき、データの無線伝送と故障の自動判断機能を備えている。現在、中国鉄路上海局集団には約700編成の標準的な動車組が配備されており、人工知能(AI)技術応用によって、検査効率の大幅な向上が可能になる。