22日、安徽省黄山市屯渓区にある「胡開文」の製墨工場で撮影した「胡開文」製の墨。(黄山=新華社配信/呉孫民)
【新華社黄山5月27日】昔の徽州(きしゅう)府(現在の中国安徽省歙県・績渓・黟県・祁門・休寧及び江西省婺源の6つの県)で生産された墨は徽墨と称され、その製墨技術は第1期国家級無形文化遺産リストに登録されている。同地出身の製墨家、胡天注(こ・てんちゅう)が清代に創業した墨店で、著名なブランドとして知られる「胡開文(こかいぶん)」の墨は、徽墨の代表といえる。200年以上にわたり、11の伝統的な墨の製法に則り、昔ながらの原料の配合と製法を守りながら作られてきた「胡開文」の墨は、「滑らかに磨ることができ、磨ると漆のような光沢が現れる」名品として名高い。