11日、空から見た青海湖二郎剣風景区。(小型無人機から、西寧=新華社記者/張宏祥)
【新華社西寧4月13日】中国青海省の青海湖景区保護利用管理局はこのほど、青海湖周辺では8日に雪解けが始まり、湖が美しい景観を生み出したことを明らかにした。
青海湖は通常、毎年12月中旬に結氷を始め、5カ月にわたる結氷期を経て、翌4月中旬に完全に解氷する。同管理局観光管理処の陳徳輝(ちん・とくき)処長は「昨年の冬に完全結氷して以来、周辺地区の積雪量が増えたことで、解氷の始まりが例年より遅れ、さらにはめったに見られない『静と動』両方の景色が見られた」と語った。
気象専門家によると、湖の解氷には「静」と「動」の二つのパターンがあるという。前者は、気温の上昇に伴って氷が少しずつ薄くなり、割れて溶けることで、前夜まで結氷していた湖面がいつの間にか波を打っている様子を指す。後者は、気温が再び上昇した後、季節風の影響で、湖面の温度が急速に上昇し、氷の層が暴風によってひび割れ、割れた氷塊がぶつかり合い、強風にあおられて岸辺まで流される様子を指す。(記者/李琳海、耿輝凰)