13日、北京外国語大学北京日本学研究センターの歓迎会であいさつする河野氏。(北京=新華社配信/北京日本学研究センター提供)
【新華社北京4月15日】中国の王毅(おう・き)国務委員兼外交部長の招きに応じ、13~15日の日程で中国を訪問中の日本の河野太郎外相は13日、北京外国語大学の北京日本学研究センターを訪れ、教員や学生らとの友好交流イベントに出席した。
河野氏は歓迎式典で、今年は日中青少年交流推進年であり、今回の訪問により日中の青少年友好交流がより一層推進されることを望むとあいさつし、同センターが日本語を学ぶ若手人材の育成基地として、今後もさらなる重要な役割を果たしていくことに期待を示した。また、学生らに日中両国の各分野における友好交流の架け橋になってほしいと呼びかけたほか、日本が今年、令和に改元されることにも触れ、これを機に日中関係をより一層発展させて行きたいと述べた。
北京外国語大学中国共産党委員会の王定華(おう・ていか)書記が大学を代表して河野氏へ歓迎の意を表し、記念品を贈呈した。
河野氏は式典終了後、同センターの教員や学生らと共に外国語学習や環境保護、経済交流などを巡り交流した。
王毅氏は河野氏の訪中期間中、第5回中日ハイレベル経済対話を共同で主宰するほか、「中日青少年交流推進年」の開幕式にも揃って出席する。
中日両国は2018年10月の安倍首相が訪中時に、2019年を「中日青少年交流推進年」とすることで合意している。(記者/郭丹)