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【両会】李克強総理の記者会見 中ロ、中米関係などについて語る
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2019-03-15 18:38:28 | 新華社 | 編集: 郭丹

 

中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は15日、北京の人民大会堂で第13期全国人民代表大会(全人代)第2回会議を取材した内外記者と会見し、質問に答えた。(北京=新華社記者/邢広利)

【新華社北京3月15日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は15日午前、第13期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の閉幕後に、北京の人民大会堂で行った記者会見で、中ロ、中米関係や中日韓FTAと周辺国との協力などについて記者の質問に答えた。

▽中ロ関係 

中ロ関係に関する質問に答えた際、李克強氏は次のように述べた。中国とロシアは互いに最大の隣国であり、両国が良好かつ安定的な関係を維持することは、双方だけでなく地域、世界にも有益だ。今年は中ロ国交樹立70周年にあたる。両国関係は70年間にわたり、並々ならぬ道を歩んできたが、今はハイレベルといって良いだろう。双方の政治的相互信頼はたえず増し、人的・文化交流もたえず深まっている。昨年の世界貿易が低迷した状況にあっても、中ロ間の貿易額が1千億ドル(1ドル=約112円)規模を突破したことは、新しくかつ象徴的な出来事だともいえる。「これ自体、われわれの間の協力には大きな潜在力があることを示している」。

李克強氏は次の段階として、中ロ協力はその協力分野を広げることができ、双方は規模の大小を問わず協力できると指摘した。また、大規模の面では大型事業や大口商品貿易、小規模の面では越境ECなどを含む小規模・零細企業の推進が可能であり、航空・宇宙分野で協力することもできるし、地方民間の交流を推進することもできるとの見方を示し、「あらゆる手段を尽くして、中ロの貿易額1千億ドル突破の成果を固め、貿易額倍増という目標に向かってまい進していく」と述べた。

▽中米関係 

中米関係について、李克強氏は次のように答えた。中米両国は国交樹立から40年、一貫して前進しており、多くの成果を収めている。この過程で、曲折が続き、めまぐるしく変化したが、前に向かって進むという大きな趨勢は変わっていない。中米両国間には幅広い共通利益があり、共通利益が意見の食い違いをはるかに上回るからだ。中米が安定した二国間関係を保つことは、双方と世界にとって有益といえる。曲折の中で前へ進み、前進を続けるという大きな趨勢が変わることはなく、変えるべきではないと考える。

むろん、中米関係が全体的安定を保つと同時に、矛盾や紛争も恒常的に現れている。ひところから、比較的際立つのは経済・貿易摩擦だが、中米双方の協議はずっと止まっていない。昨年の20カ国・地域グループ(G20)首脳会議の際、両国元首が重要なコンセンサスを得て、双方の協議は現在も続けられている。われわれは協議で成果が上がり、互恵・ウィンウィンが実現するよう希望している。これは世界の期待でもあると信じる。

2大経済大国である中米は、数十年間の発展、協力を経て、すでにもちつもたれつの関係だと言え、2大経済大国を人為的に隔てようと考えるのは、非現実的で不可能でもある。われわれは対抗より協力、相互尊重、平等互恵という原則にのっとって、経済・貿易関係を含む中米関係の発展を図るべきで、そうすれば両国人民に恩恵を与えることができる。中米両国人民には、矛盾と意見の食い違いを解消・管理し、世界の流れに沿った中米関係の安定と健全な発展を推進する知恵と能力がある、とわれわれは信じている。

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新華網日本語

【両会】李克強総理の記者会見 中ロ、中米関係などについて語る

新華網日本語 2019-03-15 18:38:28

 

中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は15日、北京の人民大会堂で第13期全国人民代表大会(全人代)第2回会議を取材した内外記者と会見し、質問に答えた。(北京=新華社記者/邢広利)

【新華社北京3月15日】中国の李克強(り・こくきょう)国務院総理は15日午前、第13期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の閉幕後に、北京の人民大会堂で行った記者会見で、中ロ、中米関係や中日韓FTAと周辺国との協力などについて記者の質問に答えた。

▽中ロ関係 

中ロ関係に関する質問に答えた際、李克強氏は次のように述べた。中国とロシアは互いに最大の隣国であり、両国が良好かつ安定的な関係を維持することは、双方だけでなく地域、世界にも有益だ。今年は中ロ国交樹立70周年にあたる。両国関係は70年間にわたり、並々ならぬ道を歩んできたが、今はハイレベルといって良いだろう。双方の政治的相互信頼はたえず増し、人的・文化交流もたえず深まっている。昨年の世界貿易が低迷した状況にあっても、中ロ間の貿易額が1千億ドル(1ドル=約112円)規模を突破したことは、新しくかつ象徴的な出来事だともいえる。「これ自体、われわれの間の協力には大きな潜在力があることを示している」。

李克強氏は次の段階として、中ロ協力はその協力分野を広げることができ、双方は規模の大小を問わず協力できると指摘した。また、大規模の面では大型事業や大口商品貿易、小規模の面では越境ECなどを含む小規模・零細企業の推進が可能であり、航空・宇宙分野で協力することもできるし、地方民間の交流を推進することもできるとの見方を示し、「あらゆる手段を尽くして、中ロの貿易額1千億ドル突破の成果を固め、貿易額倍増という目標に向かってまい進していく」と述べた。

▽中米関係 

中米関係について、李克強氏は次のように答えた。中米両国は国交樹立から40年、一貫して前進しており、多くの成果を収めている。この過程で、曲折が続き、めまぐるしく変化したが、前に向かって進むという大きな趨勢は変わっていない。中米両国間には幅広い共通利益があり、共通利益が意見の食い違いをはるかに上回るからだ。中米が安定した二国間関係を保つことは、双方と世界にとって有益といえる。曲折の中で前へ進み、前進を続けるという大きな趨勢が変わることはなく、変えるべきではないと考える。

むろん、中米関係が全体的安定を保つと同時に、矛盾や紛争も恒常的に現れている。ひところから、比較的際立つのは経済・貿易摩擦だが、中米双方の協議はずっと止まっていない。昨年の20カ国・地域グループ(G20)首脳会議の際、両国元首が重要なコンセンサスを得て、双方の協議は現在も続けられている。われわれは協議で成果が上がり、互恵・ウィンウィンが実現するよう希望している。これは世界の期待でもあると信じる。

2大経済大国である中米は、数十年間の発展、協力を経て、すでにもちつもたれつの関係だと言え、2大経済大国を人為的に隔てようと考えるのは、非現実的で不可能でもある。われわれは対抗より協力、相互尊重、平等互恵という原則にのっとって、経済・貿易関係を含む中米関係の発展を図るべきで、そうすれば両国人民に恩恵を与えることができる。中米両国人民には、矛盾と意見の食い違いを解消・管理し、世界の流れに沿った中米関係の安定と健全な発展を推進する知恵と能力がある、とわれわれは信じている。

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