10日、アーチが接合された怒江四線特大橋。(昆明=新華社配信)
【新華社昆明12月13日】中国雲南省の大理と瑞麗を結ぶ鉄道の全線の中でも最も重要で難度の高い工事部分である怒江四線特大橋の鋼トラス・アーチが10日午前、無事接合された。これにより、「一帯一路」構想における中国・ミャンマー国際鉄道幹線建設は、大きな進展を見せた。大橋のメインスパンは、単体で490メートルに達する鋼トラス・アーチ、鉄道アーチ橋としては現在世界最大級となる。
大瑞鉄道怒江特大橋は雲南省保山市施甸(しでん)県と竜陵県の境界部分にあり、全長1024・2メートル、橋面の幅は24・9メートル。4線の複々線駅鉄道橋として設計され、列車4本が同時に停車できる。橋全体で4万6千トンの鋼材が使用され、メインスパンは922本の単体で100トン近い規格の異なる鋼桁部材を、ブロックを組み立てるように、80万本のボルトを使用して川面から高さ230メートルの空中で組み合わせるという、技術的にも危険度的にも、国内ではまれに見る難工事だった。
全長330キロの大瑞鉄道は、中国の「中長期鉄道網計画」線路網配置整備の重要プロジェクト。開通すると、大理・瑞麗間の所要時間が現在の道路輸送の6時間から2時間余りに短縮され、雲南省西部少数民族地区は列車未開通の歴史に終止符を打つことになる。(記者/王安浩維)