中国の習近平国家主席は20日、フィリピンの首都マニラで同国のドゥテルテ大統領と会談した。(マニラ=新華社記者/謝環馳)
【新華社マニラ11月21日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は20日、フィリピンの首都マニラで同国のドゥテルテ大統領と会談した。
習近平主席は次のように強調した。中国はフィリピンの麻薬撲滅と反テロに対する取り組みを確固として支持する。今後も可能な範囲でフィリピンを支援していく。フィリピンは中国の「一帯一路」共同建設での重要なパートナーである。双方は「一帯一路」構想とフィリピンの発展戦略の結び付きを深化させ、インフラ建設や電信、農業などでの協力を強化しなければならない。
習近平主席はまた次のように指摘した。中国とフィリピンは南中国海で広範な共通利益を共にしており、引き続き、友好的な協議で互いの相違点を管理・制御し、海洋での実務協力を推進することで、地域の平和と安定、人びとの幸福のためしかるべき貢献をすることができる。
ドゥテルテ大統領は次のように表明した。フィリピンは引き続き、相互尊重と相互理解、主権の平等を基礎として中国との全面的な戦略協力関係を深化させていきたい。フィリピンは地域の国々が共に南中国海の平和と安定を守るという考えに賛同する。東南アジア諸国連合(ASEAN)と中国の関係を積極的に促進したい。中国は国際問題の解決において歴史的に正しい側に立っている。フィリピンは国連など多国間枠組みの下で中国との意思疎通や協調を緊密にしていきたい。
両元首は会談後、「『一帯一路』建設の共同推進に関する両国政府の了解覚書」や「石油・天然ガス開発協力に関する両国政府の了解覚書」など複数の二国間協力文書の調印に立ち会った。
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