中国内モンゴル自治区のオルドス市南部から陝西省北部の楡林市一帯にかけて広がる総面積約4万2200平方キロのムウス砂漠は、中国四大砂漠の一つであり、北京や天津地域に降る砂ぼこりの主要発生源でもある。三北(東北・西北・華北)防護林プロジェクト、全国的な退耕還林・還草(耕地を森林や草原に戻す)プロジェクトに加え、陝西省が取り組む自然林保護プロジェクトと全面的治砂活動により、ムウス砂漠では生態系環境が顕著に好転し、砂漠の南端にある陝西省楡林市も「沙進人退」(砂漠化による立ち退き)から「緑進沙退」(緑の増加による砂漠地域の減少)へと状況が転換している。ムウス砂漠を600キロ余り車で走破し、治砂活動の成果を取材した。
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