6日、父親、許良国さんの指導のもと、泥人形の制作に励む許明笙さん(中央)と妻の朱悦さん(右)。
中国の「90後」(1990年代生まれの世代を指す)の許明笙さんと妻の朱悦さんは2016年に中国美術学院を卒業してから、さまざまな就労のチャンスを放棄して、浙江省北部山間部の湖州市呉興区埭渓鎮の実家に戻った。その後父親、許良国さんの泥人形作りの技術を継承し、現地で名の知れた泥人形職人になった。許良国さん夫婦は良国さんの父親の指導のもと、泥人形作りの基本的な技を身につけ、今では毎年300~400体の泥人形を制作しており、3年先まで予約でいっぱいだという。彼らは制作活動の傍ら、自分の工房で青少年に泥人形の作り方を無償で教えている。許明笙さんは、「故郷に戻って起業することはチャレンジであり、チャンスでもある。大学で学んだ後故郷に戻った私たちが民間工芸品である泥人形に、より多くの新たなものをもたらせることを期待している」と語った。(新華社記者/翁忻暘)