【新華社北京6月13日】キャノン(中国)有限公司の小澤秀樹社長兼CEOは、中国市場は非常に重要で、キャノン最大の業務を中国で展開したいと述べた。
中国と日本は互いに重要な経済貿易パートナーだ。同氏は、中国はキャノンにとって非常に重要な市場であり、キャノンは中国での業務を拡大し続け、優れた製品を中国市場に提供している。「キャノン最大の業務を中国で展開したいとずっと願っている。それはまず企業規模、そして企業の社会的責任を意味している。優れた業務を展開すると同時に、中国社会に還元し、中国の人々にキャノンをより信頼し、好きになってもらいたい」と述べた。
同氏は、2005年に北京に赴任して、13年になる。この間の中国の印象については、「社会の変化は非常に大きく、しかも毎年新しい変化がある。技術やインフラなどの面、そして電子商取引(EC)の台頭、消費者のニーズなど、毎年発展し続けている。このため、キャノンも調整し続けていかねば、時代遅れになり中国市場に受け入れて貰えない。柔軟な対応しなればチャンスをつかめない」と述べた。
中国のECの発展については、「中国のECプラットフォームは非常に素晴らしい。一般消費者として、一歩も外に出ずに買い物ができ、他国に比べ中国のECプラットフォームは非常に発達している。インターネットを利用して販売すると同時に情報を伝達するところで、すべての消費者とつながることができる。キャノンも現在、積極的にECプラットフォームを利用して業務を展開している」と述べた。
また、「キャノンの日本人スタッフは、世界中に駐在し、現地のスタッフと共に働き、コミュニケーションを取っている。もちろん英語は基礎であり非常に重要だが、中国では、コミュニケーションをよりスムーズにするために英語だけではダメで、さらに中国語を学ぶ必要がある。私は中国に駐在する日本人スタッフには中国語をしっかり学ぶよう奨励し、中国人スタッフには英語を学ぶよう奨励している。これも現在のキャノンの重要な企業文化となっている。言語にかかわらず、皆がさらに理解を深め合い、互いにさらに歩み寄って欲しい。そうして初めて共に働き、生活することができる」と述べた。(記者/王珊寧、許芸潁)
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