2008年の汶川地震(四川大地震)で甚大な被害を受けた中国四川省北川チャン族自治県は、地震後20キロあまり離れた場所に県人民政府を移転し、面積5平方キロの新たな街を建設した。街は永昌鎮と命名され、現在、3万5千人が暮らしている。同鎮は県域の政治、経済、文化の中心としての役割を担い、四川省西部の観光サービス拠点や綿陽市西部の産業拠点、近代化されたチャン族文化都市、エコ田園都市として復興している。廊橋(屋根付橋)や商店街の歩行者専用道、抗震記念公園、文化センター、北川中学校、新北川ホテル、安昌河以西の維斯特農業産業パークなど特色ある建造物が新たな県人民政府所在地の景観を形成している。