12日、修水県太陽昇鎮中心小学校で音楽の授業をする董元生さん。(新華社記者彭昭之撮影)
今年51歳になる董元生さんは、中国江西省修水県の太陽昇鎮中心小学校の先生だ。2016年9月、妻の徐雪珍さんが脳の病気により半身不随で寝たきりになり、自分1人では生活を送れなくなってしまった。董元生さんは車と家を売り、すべてを懸けて奥さんを連れて省都の南昌市や北京市などを巡り良い治療法を探した。董元生さんは妻を生死の境から呼び戻したが、妻は依然として意識が戻らず、何も感じない状態だった。
董元生さんは妻とともに学校が用意した古い教室へ引っ越し、授業の傍ら、病気の妻の面倒を見ている。董元生さんの献身的な介護のおかげで、妻の病状は徐々に良くなっている。まだ意識は完全に回復していないが、目を開けることができ、痛みに反応するようになった。妻のわずかな変化に、董元生さんは喜ぶ。
「彼女は必ず目覚める。もし彼女の足が動かないなら、私が彼女の足になる。手が動かないなら、私が手になる」