【新華社ハルビン1月17日】中国の高地寒冷地区において危険度がきわめて高いトンネル、哈牡(ハルビン‐牡丹江)高速鉄道愛民トンネルが16日、貫通に成功した。これは哈牡高速鉄道全線における最後のトンネル貫通となり、2018年末の全線開通に向け基盤を固めるものとなった。
中国鉄建二十二局集団哈牡高速鉄道プロジェクト部の李宝成経理の説明によると、全長約293キロにおよぶ哈牡高速鉄道は、中国の『中長期鉄道網計画』の主要建設プロジェクトの一つである。中国の「八縦八横(南北に8本、東西に8本の路線)」高速鉄道網で最北の「横」路線であり、また哈大(ハルビン‐大連)高速鉄道の黒竜江の南東地域に向かう延長線ともなっており、路線の設計時速は250キロだ。
愛民トンネルは中国の寒冷地帯に位置し、最も寒い時の最低気温はマイナス35度まで下がる。トンネル工事は凍結による膨張や雪害の防止、冬季施工などの問題に直面してきた。中国鉄建二十二局集団哈牡高速鉄道プロジェクト部は技術特別攻略チームを立ち上げ、専門家考察会を何度も開催し、最終的にトンネル入口区間に「滑り止め杭による防御と地表面から粘土のモルタル注入」などの方法を採用し、豆腐の塊に「鉄筋」を埋め込むように土層自体の安定性を高め、安全な掘削を保証した。
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