記者は成都文物考古研究院の文物保護修復センターで復元されたB型漆塗りベッドを見学した。この「龍床」は現代の一般家庭で使われるベッドよりも大きく、ベッドの片側がやや上に反り返っていて、上部には天井のような設計の天蓋がある。漆塗りベッドの脚部は黒い漆色で、ベッドの前部と後部、側面にはそれぞれ朱色と赤褐色で振り向く龍の紋と蟠螭文が描かれており、全体に古代帝王の王者の風格がにじみ出ている。
成都文物考古研究院の文物保護修復センターの研究館員補佐を務める楊弢氏の紹介によると、この漆塗りベッドの長さは約2.55メートル、幅が約1.3メートル、高さは約1.8メートルだ。45個の部品からなっており、最大の部品の長さは3.2メートル、最小の部品の長さはわずか20センチだ。すべての部品は組物で連結され、非常に頑丈に作られている。