【新華社北京9月15日】中国科学技術部のデータによると、中国の科学技術進歩の寄与率は５６．２％に達し、革新的国家建設は重要な進展を実現したことが明らかになった。
社会全般の研究開発（Ｒ＆Ｄ）支出は２０１６年に１兆５４４０億元に及び、ＧＤＰに占める比率は２．１％に達しており、なかでも、企業は７８％を占めている。全国ベースの技術契約の取引金額は１兆１４０７億元で、１兆元の大台を初めて突破した。中国科学技術部の関係責任者は「当面、科学技術体制改革の主な枠組みは基本的に完成し、科学技術成果の商品化や所得配分制度などの重点領域における改革は実質的な突破を遂げており、科学技術者の『獲得感』は一段と高まっている。ここ数年間、革新的国家建設の成果には注目すべきところが多数出ており、『天宮（宇宙実験室）』や『蛟龍（有人深海潜水艇）』『天眼（電波望遠鏡）』、国産大型機など重要な科学技術成果が次々と挙げられ、中国の科学技術イノベーションの国際的地位が上昇し続けている」と述べた。
中国の特色ある科学技術成果の商品化促進に関連する政策法規システムが初歩的に形成されているにつれて、科学技術成果の移転や商品化の受け皿は一段と充実化され、すさまじい勢いで拡大する各種の技術取引市場はいま、１０００ヶ所を超えている。中国技術取引所など、一連の「インターネットプラス」技術取引の場は誕生して成長し、開業や競売、難題解決のための入札募集といったサービスモデルの革新は相次いでいる。
科学技術部の関係責任者は「当面、中国の科学技術事業は新たな歴史的起点に立っており、科学技術の活動は大活躍できる戦略的チャンスを迎えている」と述べた。
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