【新華社北京10月18日】中国観光研究院がこのほど発表した「中国入境観光発展年度報告書2017」によると、観光産業の全面的な発展が呼び水となり、ビザ取得が容易に、国際便が一段と増便され、免税や税還付などが実行され、「観光の年」イベントが相次ぐなどのポジティブな要因を受け、中国大陸のインバウンド観光市場は2016年に安定した成長を持続し、市場構造は最適なものに変わりつつあり、国際観光黒字は一段と膨らみ、「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)に加わった国は外国人観光市場で一段と活発さを増している。北京や上海、広州、西安、成都、重慶、桂林、昆明、瀋陽などは中国大陸を訪れる観光客に人気の都市となっている。
中国大陸のインバウンド観光市場の規模も消費も2016年に伸び続けた。中国大陸を訪れた観光客数は2016年に延べ1億3844万3800人と、前年より3.5%増え、史上最高を更新した。なかでも、外国人観光市場の規模と伸び率はそれぞれ延べ2815万1200人と8.3%で、リーマンショック以降の史上最高を記録した。出国時の税還付政策は外国人観光客の消費を押し上げた。中国が観光客によりあげた外貨建て収入は同5.60%増の1200億ドル、安定しながら増加に転じるという好ましい動きを持続し、観光サービス貿易黒字は102億ドルに達した。中国の宿泊観光客受入人数は2016年に同4.2%増の延べ5927万人、市場規模はフランス、スペイン、米国に次ぎ、世界第4位にある。人民日報海外版が伝えた。
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