(第19回党大会の権限を受けて発表)習近平総書記、全面的な厳しい党内統治を揺るぐことなく推し進め、党の執政能力と指導力を不断に高めると強調

新華社| 2017-10-18 16:03:14|編集: 王珊寧
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 【新華社北京10月18日】10月18日、中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)は北京の人民大会堂で開幕した。習近平総書記は大会に報告を行ったときに、全面的な厳しい党内統治を揺るぐことなく推し進め、党の執政能力と指導力を不断に高めると強調した。

  習近平総書記は次のように指摘した。中国の特色ある社会主義が新時代に入った以上、わが党は必ず新たな気風で新たな成果を出さなければならない。鉄を打つには自身も硬い必要がある。党は人民を団結させ率いて偉大な闘争を進め、偉大な事業を推進し、偉大な夢を実現すべく、党の指導を揺るぐことなく堅持し充実させ、自身をより堅固で力強い党へと揺るぐことなく築いていかなければならない。

  習近平総書記は次のように強調した。全面的な厳しい党内統治の道に終わりはない。全党は、わが党の直面している執政環境が複雑であり、党の先進性を損ない、党の純潔性を弱める要素も複雑であり、党内に存在している思想の不純、組織の不純、作風の不純などの突出した問題が未だに根本的に解決されていないことをはっきりと認識しなければならない。われわれは党が直面している執政の試練、改革開放の試練、市場経済の試練、外部環境の試練の長期性と複雑性を深く認識し、党が直面している気の緩みの危険、能力不足の危険、群衆から遊離する危険、消極腐敗の危険の険しさと厳しさを深く認識して、問題志向を堅持し、戦略的不動心を保ち、全面的な厳しい党内統治をさらに深化させなければならない。

  習近平総書記は次のように指摘した。新時代の党建設に対する全般的要請は次のとおりである。すなわち、党の全面的指導を堅持・強化し、「党が党を管理し、全面的に厳しく統治する」という方針を堅持し、党の長期的執政能力の建設と先進性・純潔性の建設を中心に据えて、党の政治建設を最優先事項とし、理想・信念・根本目的を強固なものにすることを根本とし、全党の積極性・主体性・創造性を引き出すことに力点を置き、その過程で制度建設を貫き、党の政治建設・思想建設・組織建設・作風建設・規律建設を全面的に推し進め、反腐敗闘争を踏み込んで推進し、党建設の質的向上をはかり、党が終始時代の先頭を歩み、人民の心からの支持を受け、果敢に自己革命を行い、さまざまな波風の試練に耐え抜き、はつらつとしたマルクス主義政権党となるように自身を建設しなければならない。

  (一)党の政治建設を首位に置く。党の政治建設は党の根本的な建設であり、党の建設方向と効果がそれによって決められる。全党の中央への服従を確保し、党中央の権威と集中的・統一的指導を堅持することは、党の政治建設の最重要任務である。全党は党の政治路線を揺るぎなく執行し、政治規律と政治規則を厳格に遵守し、政治的立場、政治的方向、政治的原則、政治的道路において党中央と高度の一致を保たなければならない。党の規約を遵奉し、新しい情勢下の党内政治生活に関する若干の準則を厳格に執行し、党内政治生活の政治性・時代性・原則性・戦闘性を強化し、党内生活に対する商品交換原則の侵食を意識的に排斥し、清廉公正の良好な政治生態をつくらなければならない。民主集中制に関する諸制度をより完全なものにして貫徹し、民主を基礎とした集中と集中的指導の下の民主の結合を堅持し、民主を十分に発揚するとともに、集中・統一に長ける。忠実・誠実、公平・方正、実事求是、清廉・公正などの価値観を発揚し、個人主義・分散主義・自由主義・本位主義・事なかれ主義を断固として防止し、それに反対し、セクト主義・「派閥文化」・「縄張り文化」を断固として防止し、それに反対し、二面的手口を使って「二面派」を演ずることに断固として反対する。全党の同志、特に高級幹部は党性の鍛錬を強化し、政治的自覚と政治的能力を不断に高め、「党に忠誠を尽くし、党の悩みを分担し、党のために職責を全うし、人民に幸福をもたらす」ことを根本的政治担当とし、共産党員としての政治的本質を永遠に保たなければならない。

  (二)「新時代の中国の特色ある社会主義」思想で全党を武装する。共産主義の遠大な理想と中国の特色ある社会主義の共通の理想は、中国共産党員の精神的支えと政治的魂であり、党の団結・統一を維持するための思想的基礎でもある。理想と信念を固めることを党の思想建設の最重要任務とし、全党が党の根本目的を肝に銘じ、精神的に共産党員としての背筋を伸ばし、「メーンスイッチ」とも言える世界観・人生観・価値観の問題をしっかりと解決し、共産主義の遠大な理想と中国の特色ある社会主義の共通の理想の確固たる信奉者・忠実な実践者となるよう教育・誘導しなければならない。マルクス主義の学風を発揚し、「両学一做」学習教育の常態化・制度化を推進し、県・処クラス以上の指導幹部を重点対象に、全党範囲で「初心を忘れず、使命を胸に刻む」ことを主旨とする特別教育を行い、党の理論の革新で頭脳を武装し、全党がより自覚をもって新時代における党の歴史的使命を実現させるために弛まず奮闘するよう推し進める。

  (三)資質の高い専門化した幹部陣を整備する。「党が幹部を管理する」原則を堅持し、「才徳兼備・徳の優先、津々浦々・賢者優先、事業至上・公明正大」の方針を堅持し、優れた幹部の基準を徹底させる。選抜・登用の正しい方向づけを堅持し、選抜・登用面の慣習を正し、政治的基準を際立たせ、「『四つの意識』と『四つの自信』をしっかりと確立し、党中央の権威を断固として擁護し、党の理論と路線・方針・政策を全面的に貫徹・実行し、党に忠誠を尽くし清廉潔白を貫き責任を果敢に担う」幹部を抜擢・重用し、各級の指導グループを適切に選抜・配置する。専門的能力と専門精神の育成を重視し、新時代の中国の特色ある社会主義の発展に適するように幹部陣の能力を高める。若手幹部の発見・備蓄に大いに力を入れ、末端の第一線や辺鄙な貧困地域で若手幹部を育成し、鍛錬させることを重視し、実践の試練を耐え抜いた優れた若手幹部を絶えず抜擢・登用する。女性幹部、少数民族幹部、非共産党員幹部の育成・抜擢を統一的計画に基づいてしっかりと行う。定年離職・定年退職幹部に関する仕事にしっかりと取り組む。厳格な管理・手厚い配慮の結合とインセンティブ・制約の両立を堅持し、幹部の考課・評価メカニズムを十全化し、インセンティブメカニズムと失敗許容・是正メカニズムを確立し、果敢に責任を担い、地道に働き、私利をはからない幹部を旗幟鮮明にもりたてる。各級の党組織は末端幹部に関心を寄せ、進んで彼らの悩み事や困難を解決すべきである。

  「党が人材を管理する」原則を堅持し、天下の英才を集めて登用し、人材強国の建設を急ぐ。より積極的、より開放的、より効果的な人材政策を実行し、人材を見極める慧眼、人材を大切にする誠意、人材を用いる胆力・見識、人材を認める度量、人材を集める良い方法によって、党内外・国内外の各方面の優れた人材を党と人民の偉大な奮闘の中へ引き付け、人材が辺鄙な貧困地区や辺境の民族地区、旧革命根拠地、さらに末端の第一線へ移動するよう奨励・誘導し、誰もが有能な人材になることを希望し、そのために努力し、誰もが有能な人材になることができ、その才能を存分に発揮できる良い局面をつくり、各種人材の創造的活力が競って迸り、英知・才能が十分に湧き出るようにする。

  (四)末端組織の整備を強化する。組織力の向上を重点に、政治機能を際立たせる。党支部は党員を直接教育・管理・監督し、大衆を組織・結集し、大衆に宣伝・奉仕する職責を全うし、広範な党員が前衛・模範としての役割を発揮するよう導く。「三つの会議と一つの講義」制度を堅持し、党の末端組織の設置と活動方式の刷新を推し進め、末端党組織のリーダーの養成を強化し、末端党組織のカバー範囲を拡大し、一部の末端党組織にみられる弱体化、空洞化、マージナル化の問題の解決に力を入れる。末端における党内民主を拡大し、党務公開を推進し、党員の「党務への参与、党組織・幹部への監督、上級党組織への意見・提案の提出」のルートを円滑化する。産業労働者、若年農民、高学歴層のなか、また非公有制経済組織、社会組織のなかで党員を増やすことを重視する。不適格な党員に対する組織上の処置を秩序立てて穏当に行う。

  (五)作風の是正と綱紀の粛正に根気よく取り組む。およそ大衆の強い不満を買った問題なら厳粛かつ真剣に対応し、およそ大衆の利益を損なった行為なら断固として是正しなければならない。上級党組織の率先垂範を堅持し、中央の「八項目規定」の精神貫徹の成果を固め、拡大し、引き続き「四つの悪風」問題を是正し、特権思想・特権現象に断固として反対する。政治規律と組織規律を重点的に強化することによって、廉潔規律・大衆規律・活動規律・生活規律の厳格化を促す。批判・自己批判を行うことを堅持し、「前の誤りを後のいましめとし、病をなおして人を救う」ことを堅持し、監督・規律執行の「四つの形態」を活用し、問題を早期の軽い段階で食い止める。幹部管理権限を持つ党組織に相応の規律処分の権限を与え、監督・規律執行・問責を強化する。規律教育と規律執行を強化し、党員・幹部が敬い・畏れ・戒めの念を抱き、ボトムラインを厳守し、監督と制約を受けて執務・生活することに慣れるようにする。

  (六)反腐敗闘争の圧倒的勝利をかち取る。当面、反腐敗闘争の情勢は依然として厳しくかつ複雑であるため、圧倒的態勢を固め、圧倒的勝利をかち取ろうとする決意をこれまで以上に固めなければならない。「聖域なし、全面カバー、ゼロ容認」を貫き、「強い抑止姿勢、長い抑止効果」を保ち、贈賄・収賄をともに取り調べることを堅持し、党内の利益集団の形成を断固として防がなければならない。市・県クラスの党委員会で巡察制度を導入し、大衆の身近で発生した腐敗問題の解決を強化する。腐敗分子がどこに逃げても、必ず逮捕し、法の裁きにかけなければならない。国の反腐敗関連の立法活動を推し進め、規律検査・監察システムが共有する摘発・告発プラットフォームを整備する。汚職する勇気をなくす抑止力を強め、汚職できないオリをより厳重にし、汚職したがらない意識を強化し、たゆまぬ努力によって公平・正義で明るい世界をつくる。

  (七)党と国家の監督システムを健全化する。党の自己浄化能力を強めるには、根本的には党の自己監督と大衆による監督を強化する。上から下への組織監督を強化し、下から上への民主監督を改善し、同級の相互監督の役割を果たし、党員指導幹部の日常的な管理監督を強化する。政治巡視を掘り下げて推進し、問題の摘発と抑止力の保持を揺るぐことなく堅持し、上級と下級が連携する巡視・巡察監督ネットワークを構築する。国家監察体制の改革を深化させ、その試行を全国範囲で広げ、党の規律検査機関と関連事務を統合する国・省・市・県監察委員会を設置し、公権力を行使する公務員すべてに行き渡らせる監察をはかる。国家監察法を制定し、法に基づいて監察委員会に職責権限と調査手段を与え、「両規」措置 (党規律などに違反する容疑者を規定された時間と定められた場所で事件にかかわる問題について説明させること)の代わりに留置を採用する。会計検査に対する管理体制を改革し、統計体制を十全化する。党の統一指揮を受け、全面的にカバーする、権威的で効率的な監督体系を構築する。党内監督と国家機関による監督、民主監督、司法監督、大衆による監督、世論による監督を効果的に結びつけ、監督の総合的な力をつくる。

  (八)党の執政本領を全面的に高める。人口十三億以上の社会主義の大国を指導する以上、わが党には政治を完璧にこなす必要だけでなく、優れた本領を身につける必要もある。学習本領を高め、学習に長じ勇敢に実践する濃厚な雰囲気を全党につくり、マルクス主義の学習型政党を建設し、学習大国の建設を推進する。政治的指導本領を高め、戦略的思考、革新的思考、弁証法的思考、法治思考、ボトムライン思考を堅持する。改革・革新本領を高め、鋭意進取の精神状態を保つ。科学的発展本領を高め、いつも新たな発展理念に則って仕事をするようにし、絶えず発展の新たな局面を切り開く。法に基づく執政本領を高め、党の指導と党建設の各方面を網羅する党内法規の制度体系の確立を急ぐ。群衆活動本領を高め、群衆活動にかかわる体制・仕組みと方式・方法を刷新し、労働組合・共産主義青年団・婦女連合会などの社会団体・組織の政治性・先進性・大衆性の増強を推進する。徹底・貫徹本領を高め、「真実を語り、実のある仕事に努め、現実的な措置を講じ、実効を求める」ことを堅持し、疾風迅雷の勢いで事を運ぶことと根気よく粘り強く取り組むことを有機的に結びつけ、果敢に難関・堅塁を攻略し、「釘打ちの精神(一旦始めたらとことんやり続ける心構え)」で一つ一つの仕事を確実にきめ細かくしっかりと行う。リスク管理本領を高め、各方面におけるリスクの予防・抑制の仕組みを健全化し、各種の複雑な矛盾を適切に処理し、前進途上で出くわす困難や障害を敢然と乗り越え、活動の主導権をしっかりと握り締める。

  習近平総書記は次のように強調した。偉大な事業には「強い党」による指導が不可欠である。わが党は、自らをしっかりと強固に建設して、常に人民と一緒に考え一緒に取り組むようにすれば、必ずや自身の舵取りによって中国人民の偉大な夢をのせた船を輝かしい岸辺へと勝利のうちに突き進ませることができるであろう。

  習近平総書記は次のように指摘した。歴史はぐんぐん進み、時代は滔々と流れている。歴史は、確固として果敢に奮闘する者だけを待ってくれるのであり、躊躇したり怠けたり怯んだりする者を待ってくれない。全党は必ず、おごらずあせらず刻苦奮闘する気風を保ち、寸刻を惜しんで努力する精神で、新時代の長征の道を全力でしっかりと歩んでいかなければならない。全党は必ず、党の団結・統一を自覚的に守り、党と人民大衆の血肉のつながりを保ち、全国各民族人民の大団結をうち固め、国内外の中華民族の人々の大団結を強め、団結できるすべての勢力を団結させ、一丸となって中華民族の偉大な復興の輝く未来へと進んでいかなければならない。

  習近平総書記は次のように述べた。青年が栄えれば国も栄え、青年が強くなれば国も強くなる。青年の世代が理想をもち、能力を磨き、責任を担えば、国には前途が開け、民族には希望が生まれる。中国の夢は、歴史の夢、現実の夢であり、未来の夢でもある。つまり、われわれの世代の夢であり、何より青年の世代の夢なのである。中華民族の偉大な復興という中国の夢は、最終的には、代々の青年が努力をつないでいく中で実現するに違いない。全党は青年に関心を寄せ、青年を大切にし、青年のすばらしい人生の実現のために舞台を築かなければならない。広範な青年は、理想・信念を固め、遠大な志をもち、地に足をつけてしっかりと、勇敢に時代を突き進み、中国の夢の実現に向けた生き生きとした実践の中で青春の夢を羽ばたかせ、人民の利益のためにたゆまず奮闘する中で人生の輝かしい一ページを書き記さなければならない。

  習近平総書記は最後に次のように述べた。大道の行われるるや天下を公と為す。960万平方キロ以上に及ぶ広大な大地に立ち、五千年以上の長きにわたる中華民族の奮闘によって蓄積された文化的養分を吸い、十三億以上の中国人民が一丸となって発揮する強大な力を擁して、われわれは中国の特色ある社会主義の道を歩むのだから、この歩みには、限りなく広い時代の舞台があり、限りなく深い歴史の背景があり、限りなく強大な前進の力があるのである。全党・全国各民族人民は、党中央を中心に緊密に団結し、中国の特色ある社会主義の偉大な旗印を高く掲げ、鋭意邁進、刻苦奮闘し、「現代化建設の推進」、「祖国統一の実現」、「世界の平和の擁護と共同発展の促進」という歴史的三大任務を達成するために、そして、小康社会の全面的完成の決戦に勝利し、新時代の中国の特色ある社会主義の偉大な勝利をかち取り、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現し、人民大衆の素晴らしい生活へのあこがれを実現するために、引き続き奮闘していこうではないか。

 

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