新華網カイロ9月5日(記者/鄭思遠)アラブ連盟経済局のカマール・ハサン・アリー事務総長補はこのほど、新華社記者の特別インタビューに応じ、「アラブ諸国にとって、中国−アラブ諸国博覧会は絶好の機会であり、貿易や投資、技術交流を最大限に促進するだろう。」と述べた。
2017中国−アラブ諸国博覧会は、今月6日から9日まで寧夏回族自治区銀川市で開催される。今回の博覧会は「実務、革新、連動、ウィンウィン」をテーマとし、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の建設に密接に係わり、「商業貿易、テクノロジー、ビジネス」交流と協力に焦点を当て、アラブ諸国を含む「一帯一路」沿線国家や地域の参加を広範に誘致する。
アリー事務総長補は、「中国−アラブ諸国博覧会は中国の『一帯一路』構想の枠組みのもと、中国・アラブ諸国協力フォーラム『2016-2018年行動執行計画』を実施した成果であり、アラブ諸国と中国の経済貿易投資関係を促進する最も重要な活動である。」と述べた。
アリー事務総長補は、アラブ諸国と中国は現在、共に関心を抱く多くの経済貿易投資分野での協力強化を模索しており、アラブ諸国は、中国−アラブ諸国博覧会を通じて各分野における中国との協力を展開し、経済貿易分野での中国の成功経験から学ばなければならず、博覧会が双方の貿易と投資協力をさらに促進するよう希望すると表明した。
近年の中国−アラブ諸国の協力について話した時、アリー事務総長補は、アラブ諸国の政府関係者はアラブ諸国と中国の「深い歴史関係」に対し賞賛の意を示し、特に2004年の中国・アラブ諸国協力フォーラム開始以降、双方の協力発展の勢いは強く、互いへの尊重を基盤とし、政治関係を強化し、経済貿易協力を促進し、文化交流を拡大し、互恵・ウィンウィン関係や共同発展を実現すると同時に、国際事務協力や世界平和の維持を強化していると述べた。
「一帯一路」構想が中国−アラブ諸国の協力に及ぼす影響については、「一帯一路」構想は世界で最も重要な取り組みの一つであり、発展戦略の接続を通じ、アラブ諸国と中国の政治、経済、社会、文化関係を最大限に強化し、双方の協力拡大に重要なチャンスを作り出すだろうとの見方を示した。
アリー事務総長補は、中国がアラブ諸国の重要事業に投資し、インフラの整備建設に参加し、若者の就業機会を拡大することにより、アラブ地域の危機や動乱は大きく減少し、それにより理想的な経済や社会の発展を実現できるとし、中国はアラブ諸国の経済と社会発展に重大な貢献ができると述べた。
(新華社より)
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