新華網カイロ9月4日(記者/曾虎 鄭凱倫)第9回BRICS首脳会議と新興市場国・発展途上国対話会に出席するためアモイを訪問する予定のエジプトのアブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領がこのほど、エジプトの首都カイロで中国メディアの共同インタビューを受け、エジプトと中国両国は真摯な全面的戦略的パートナーシップを有しており、エジプトがアモイ会議に参加することには重要な意義があり、エジプトはBRICS協力の拡大とその優先的な発展目標の実現のために、実際的な貢献をするつもりだと語った。
シーシー大統領は、BRICS諸国の国内総生産(GDP)は世界の約22%、人口は世界人口の約40%を占め、世界の政治の舞台で大きな影響力を有しており、BRICS首脳会議の重要性は言うまでもないと述べた。
シーシー大統領によると、エジプトは地理的に非常に有利で、東西双方のコミュニケーションが可能であり、スエズ運河が南北を貫いている。エジプトは現在、スエズ運河回廊の全方位の開発を進めており、これを世界の主要な経済・工業地帯の一つとし、一般の商用水上ルート以上の重要性を持たせることを目指している。
新興市場国・発展途上国がグローバルガバナンスにおいて発揮する役割について、シーシー大統領は、発展途上国が団結し協力すれば、発展の経験を分かち合い、人類発展と生産向上、経済繁栄への最良で最適な発展ルートを見出すことができるだろうと語った。
シーシー大統領は、今回のBRICS諸国間の対話会で、発展途上国が直面している政治、経済、社会などの多方面での挑戦に対する各国の理解がさらに深まり、さらに広範囲に及ぶBRICSパートナーシップが構築されることを期待している。
今回のアモイ会議は、シーシー大統領にとって2014年にエジプト大統領に就任して以来4回目の訪中となる。「エジプトと中国は2014年に全面的な戦略的パートナーシップを確立し、2016年1月には、両国の全面的戦略的パートナーシップ強化に関する5年実施綱要を発表した。我々は両国が収めた成果を基礎に、共通の関心事である問題について引き続き協議と調整を行っていく。」とシーシー大統領は述べた。
シーシー大統領はインタビューの中で中国人民に向けて誠意のこもったあいさつを送り、「私が強調したいのは、エジプトが中国との協力をさらに強め、各方面で両国間の発展を推進し続け、両国人民に幸福をもたらすことを心から願っているということだ。」と述べた。
(新華社より)
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