新華網北京9月1日(記者/閻子敏)外交部の華春瑩報道官は31日、日本の麻生太郎副総理兼財務大臣のナチスに関する不適切な発言に対して、中国側は日本国内の一部勢力に対し歴史観を適切に正し、歴史から教訓をよく学び、行動によって自国、アジア隣国と国際社会からの信用を得るように改めて促すと述べた。
同日の定例記者会見で、ある記者は「報道によると、日本の麻生太郎副総理兼財務大臣がこのほど自派閥の研修会でナチスに関する不適切な発言をした。麻生氏は『何百万人を殺したヒトラーは、いくら動機が正しくても駄目だ』と発言して批判を浴びている。中国はこのことに関してどんなコメントをするか。」と質問した。
華春瑩報道官は、「私はこの報道に注目している。これは日本国内には依然として歴史問題において間違った認識を頑固に堅持する一部の政治勢力が存在することを示している。」と述べた。
同報道官は次のように語った。歴史は最良の教科書であり、鏡でもある。歴史問題に関わる根本的な是非の問題において、国際社会の道徳や人類の良識に反するような間違った言動は決してあってはならない。「我々は改めて日本国内の一部勢力に対し歴史観を適切に正し、歴史から教訓をよく学び、行動によって自国、アジア隣国と国際社会からの信用を得るように促す。」
(新華社より)
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