新華社記者 馬占成 撮
新華網ハンブルグ7月9日(記者/陳贄、朱東陽)中国の習近平国家主席は8日、要請に応じて、ハンブルグで日本の安倍晋三首相と会見した。
習近平主席は、次のように指摘した。中日は重要な隣国同士だ。中日関係の健康な発展は、両国人民の福祉にかかわり、アジアと世界にも重要な影響がある。今年は中日国交正常化45周年であり、来年は中日平和友好条約締結40周年にあたる。双方は責任感と使命感を強め、歴史を鑑とし、未来に向かう精神に基づいて、妨害を排除し、両国関係を正しい方向に向け改善・発展することを推進すべきだ。
習近平主席は、次のように強調した。中日国交正常化から45年間に、両国関係が複雑な波乱と厳しい試練を体験し、大きく発展し、多くの役立つ経験と教えを残した。新しい歴史時期に、双方は時局を理解して状況を判断し、大局と長い先に立脚し、戦略上平和、友好、協力の大きな方向を正確に把握し、行動上しっかり努力しなければいけない。日本側に中日関係を改善する願望を政策と行動により多く移すよう希望している。
習近平主席はまた、次のように強調した。政治的基盤を良く擁護することは中日関係の健康な発展の前提だ。国交正常化以来、中日双方は相前後して4つの政治文書と4項目の原則的共通認識に達成し、歴史、台湾などの問題の善処について原則を確立した。これら両国関係の政治的基礎に及ぶ重要な問題で、いかなる手抜きをしてはならない、わずかな逆戻りがあってもならない。こうしてこそ、中日関係が軌道から外れず、速度を落とせない。日本側に約束を重視し守り、ルールに則って行動するよう希望している。
習近平主席は、次のように指摘した。経済貿易の協力は中日関係の推進器だ。双方は実務的協力を推進すべきだ。我々は、日本側が中国側との「一帯一路」の枠組み内の協力展開を歓迎している。双方は文化、教育、メディア、地方、青少年などの分野で幅広い交流を展開し、両国関係の社会と民意の基礎を突き固めることができる。
安倍晋三首相は、次のように表明した。今年の中日国交正常化45周年と来年の中日平和友好条約締結40周年を祝う際、日本側は中国側と共に、両国関係の改善の勢いの形成を推進に努めたい。中国と日本はそれぞれ世界第2位、3位の経済体であり、国際と地域の事務に重要な影響がある。日本側は中国側と、上層部の往来を強め、メカニズム交流を展開し、経済貿易、金融、観光などの協力を深化し、「一帯一路」の枠組みのもとでの協力を検討し、青年交流の拡大などを通じて国民の間の友好感情を増進したい。日本が1972年の『日中共同声明』の中で明らかにした台湾問題での立場は変わってない。
(新華社より)
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