新華網北京6月1日(記者/何瑛)「一帯一路」建設が絶えず進展するにつれて、中国と「一帯一路」沿線国との協力とウィンウィンの成果及びその効果が表れている。世界銀行の高級経済学者、曽智華氏はこのほど、新華社記者の取材を受けた際に、中国は経済特別区を建設した経験から得た恩恵を「一帯一路」諸国と共有していると述べた。
中国及び世界規模で経済特別区及び各種パークの建設について長期的に追跡・研究する国際的な専門家、曽智華氏は「近年、中国経済特別区の成功例は世界規模でますます評価されている。特に、アフリカで高い評価を受け、模倣されている。」と語った。
曽智華氏は次のように述べた。長年にわたり、中国経済の発展と急成長に伴い、中国のボーナスは周囲に絶えず放射線状に広がっている。特に、「一帯一路」建設の追い風に乗り、各種パークを含む経済特別区建設が拡大し、アフリカ大陸にも波及し、壮麗な風景ラインを形成している。
曽智華氏はまた、次のように指摘した。改革開放以降、経済特別区及び各種パークは中国経済の発展の主要エンジンの一つになり、経済改革を推進し、外資と外国の先進的な経験を導入し、雇用の機会を創設し、輸出を活発化し、中国の工業化のプロセスを完成するために、極めて重要な役割を発揮している。
紹介によると、多数の中国企業が海外にパークを建設している。例えば、海爾は2001年にパキスタンのラホールで工業パークを当地の投資家と共同出資して設立した。1999年,天津泰達グループはスエズ経済区にパークを設立した。現時点で、海外パークプロジェクトは東南アジア、南アジア、東欧、中東及びアフリカ諸国を含む「一帯一路」沿線国にも及んでいる。
曽智華氏は多くのパークが投資、就業、インフラ、地域発展、知識学習及び経験の共有などにおいて、現地に積極的な影響を与えていると述べた。曽智華氏はまた、「国際経験とこれらのパークの海外での実践を活かして、成功を収めたいならば、各方面のリスク評価を十分に行い、当地の法律、文化、体制に精通し、効果的に疎通する必要がある。これ以外にも、パークの開発と管理経験のない開発業者にとって、自国内で成功例のあるパーク、又は経験を持つ団体と協力することで、より順調に進めていくことができる。」と提言した。
(新華社より)
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