新華網国連6月1日(記者/王建剛)中国の呉海涛・国連常駐副代表は30日、シリアの各側に対し、安全保障理事会の関連決議を的確に実施し、停戦合意を守ること、国際連合の人道支援活動に積極的に協力すること、人道支援の迅速で安全な参入を確保し、妨害されないよう保証することを促した。
同副代表は、シリア人道情勢に関する安保理ブリーフィングで発言した際、国際社会の関連分野における協力の下、シリア情勢の政治的解決において新しく前向きな傾向が現れており、終わったばかりのジュネーブ和平交渉では大きな進展が見られたと述べた。
同副代表によると、前回のアスタナ会議は、停戦の強化と人道支援拡大のための環境を整えるものとなった。中国側は国連が行った仲裁を高く評価し、カザフスタン、ロシア、トルコ、イラン等アスタナ会議を推進した国々の努力を称え、これらの成果がシリア人道情勢の緩和とシリア情勢の政治的解決の推進において役立つことを希望している。
同副代表によると、国際社会は早急にシリア情勢についてのブリュッセル国際会議の成果を実行し、シリアと関連国・地域に支援を差し伸べるべきである。
(新華社より)
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