生態環境の改善
エコ・環境保護時代が主流を占める中で、「一帯一路」を推進することで、「先に発展し、後で対策を打つ」という古いやり方を全力で回避している。このフォーラムで、中国は生態環境保護ビックデータ・サービスプラットフォームを構築し、「一帯一路」グリーン発展国際連盟を設立することを宣言し、関係国の気候変動対策のためにサポートを提供することを宣言した。
特色ある観光にさらに期待が高まる
シルクロード沿線は歴史的な文化遺産が密集し、自然の風光に恵まれている。このフォーラムで、中国は歴史的な文化遺産を適切に活用し、シルクロードの特色のある観光コースと遺産保護に共同で取り組むことを提唱する。
「一帯一路」沿線国は中国で急増する海外旅行の人気の目的地になり、中国は沿線55カ国とさまざまな種類のパスポートをカバーする査証免除協定を締結し、22カ国から中国公民に査証免除、又は渡航後の入国地での確認などの待遇を与えられている。沿線国も中国への渡航者の重要な供給源になっており、「第13次五カ年規画」期間に沿線国から中国への観光客は延べ8,500万人に上り、観光消費は約1,100億ドルに達すると見込まれる。
精神生活がより充実化
沿線国は経済建設の協力を手を携えて推進すると同時に、文化分野の交流でも各国の民衆に絶えず恩恵がもたらされている。中国は60余りの関係国とラジオ・テレビ・映画協力協定に署名し、共同で開催した「国家文化年」などの人文交流活動は20回に及び、43項目の文化交流執行計画などの政府間協力協定を締結している。
医療水準が徐々に向上
このフォーラムで、中国は「一帯一路」沿線国と継続して協力を強化し、「健康シルクロード」を共同で築き上げると宣言した。今年8月、北京で開催される「一帯一路」並びに健康シルクロード・ハイレベルシンポジウムで、「一帯一路」公共衛生連盟、「一帯一路」病院臨床専科連盟などの協力メカニズムを始動し、「健康運命共同体」を共同で形成することが提案される。
より多くの人がグローバル化の「恩恵」を享受する
経済協力の構想としての「一帯一路」沿線の多くは発展途上国で、最も発展していない国さえあり、協力してインフラの相互連結と貿易投資の利便化などを推進し、より多くの人がグローバル化のボーナスを共有できる。フォーラムに出席した世界銀行の金墉総裁は、この提唱は世界の約60%の人口と30%のGDPに関連すると述べた。(記事の取材・編集参加記者:孫奕、呉雨、丁小溪)
(新華社より)
関連記事: