新華網北京4月7日 世界には全部で何種類の樹木があるか?植物園自然保護国際機構 (BGCI)が500のメンバー機構から収集し得たデータによれば60065種だという。この組織は樹木種のリストを通じて早急な保護が待たれる希少な樹木種類を見つけ出し、措置を講じてそれらの絶滅を避けることができるよう望んでいる。
イギリス放送協会(BBC)は5日、この「世界の樹木研究」リストによると、ブラジルは樹木種類が最も多い国で、総計8715種に及ぶ。北極及び南極地域には樹木がなく、北アメリカ大陸の北極に近い地域では樹木種類が最も少なく、1400種に満たないと報じている。
もう一つの注目すべき発見は、58%の樹木種類が1か国でしか見られないこで、樹木の潜在的脅威を前にしての脆弱性を説明しており、例えば極端な気候現象や人為的な要因による森林破壊などが挙げられる。また、およそ300の樹木種類が極度な絶滅危惧種にリストされ、それらは自然環境の中で1種類につき平均50本以下しか生存しないという。
BGCIのポール・スミス事務局長は、この研究は樹木種類の地理的位置を提供しており、樹木種類の保護に役立つだろうと述べている。
BGCIは、これは動態的な樹木種類のリストで、更新され続け、命名され新たに発見された樹木種類にリストされており、毎年約2000種類がリストに加えられていると伝えている。
(新華社より)
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