新華網ウェリントン3月27日（新華社記者/ 田野、宿亮）南半球に位置するニュージーランドは西側と中国の協力の「早期導入者（early adopter ）」で、中国との関係の発展の面では、しばしば「最初」を創り出している。
中国国務院の李克強総理がまもなくニュージーランドを公式訪問する。今年はちょうど両国の国交樹立45周年にあたり、中国・ニュージーランドの関係は現在、過去を受け継ぎ未来へ繋げ、前人の事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開く重要な段階にあり、この訪問の新時期における中国・ニュージーランドの全面的戦略パートナーシップの発展推進に対する重要な意義が言わずともわかるだろう。
中国・ニュージーランドの国交樹立以来、双方の共同の努力のもと、両国関係は飛躍的な発展を遂げ、すでに異なる社会制度、異なる大きさの国における互恵協力の模範となっている。ニュージーランドは中国との往来の面で一貫して先進国のトップを歩み続け、中国の完全市場経済国としての地位の承認、二国間の自由貿易協定の達成、アジアインフラ投資銀行（AIIB）への加盟などの面で多くの「最初」を創り出してきた。これは双方の指導者と政府の先見的な優れた見識を十分に体現し、また中国・ニュージーランドの両国と両国人民の根本的・長期的利益に完全に合致している。
ニュージーランドは中国側が提起した21世紀海上シルクロードの自然延長にあたり、中国側はニュージーランドが「一带一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」構築に参加するのを歓迎している。「一带一路」構想の提起から3年余りにわたり、中国・ニュージーランドはすでにそこから早期の収穫を得ていた。中国は現在、ニュージーランドの最大の輸出目的地、最大の輸入国及び最大の貿易パートナーとなっている。
中国・ニュージーランドの各分野での実務的協力は無から有へ、小から大へと人々の注目を浴びる急速な成長を遂げてきた。統計によると、2016年における中国・ニュージーランドの二国間貿易額は前年同期比約5％増の200億ニュージーランドドル（約141億ドル）で、双方は現在、両国の指導者が定めた二国間貿易額を2020年までに300億ニュージーランドドル（約211億ドル）に到達させる目標に向けて着実にまい進しつつある。
李克強総理の今回の訪問が中国・ニュージーランドの戦略的相互信頼を力強く増進し、両国の発展戦略の連結を推進して、両国関係の発展に新しく力強い原動力を注ぎ込むことが予見できる。現在の国際情勢が複雑で変化が大きい背景のもと、今回の訪問も中国・ニュージーランドが開放、協力、ウィンウィンに共に取り組む積極的なシグナルを外部に発し、世界と地域・国家の自信を強めるだろう。
（新華社より）
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