中国人民銀行(中央銀行)は26日、世界の主要債券指数に中国の債券市場が組み入れられることに歓迎の意を示し、「これによって、指標は世界の証券市場全体の状況をより正確に反映でき、世界の投資家がより合理的な投資を行う助けとなる」としました。
中国人民銀行の潘功勝副総裁は、「人民銀行は積極的に中国証券市場の対外開放を推進し、海外機関による国内証券の発行を支持しており、同時に、海外投資家の中国の証券市場への投資も歓迎している。そのために、管理フローを簡素化し、投資額管理を廃止したほか、関連資金の送金に対しても制限を設けていない」として、今後、各関連政策のさらなる実施を推進し、海外投資家にとって有利な投資環境を整えていく考えを示しました。
中国人民銀行の統計によりますと、これまでに、世界銀行などの国際開発機関や、ポーランドなどの外国政府および多くの国際的な商業銀行と非金融企業が人民元債権あるいはSDR債権を合わせて687億元分発行しているということです。また、432の海外投資家がこの市場に参入しており、総投資額は8000億元近くになっていることが明らかにされました。
(中国国際放送局)
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