新華網キャンベラ2月8日 2月7日、外交部の王毅部長はキャンベラでオーストラリアのビショップ外相と第4回中国・オーストラリア外交及び戦略的対話を行った後、共同記者会見を開いた。オーストラリア人記者が中米が南中国海で軍事的に衝突するかどうかについて、中国から米国に発信したい情報はあるかと質問した。
王毅部長は次のように質問に答えた。私は米国の友人に第二次世界大戦の歴史を振り返ることを提言する。人類の長い歴史を見ると、第二次世界大戦の終結から現在までにそれほど長い年月は経過していない。第二次世界大戦の勝利の成果として『カイロ宣言』及び『ポツダム宣言』で、日本が奪取した中国の領土を中国に返還することが明確に規定された。これには南沙群島も含まれている。1946年、当時の中国政府は米国の支援を得て、日本に占領された南沙群島を法に基づき正式に奪回し、主権の行使を回復した。その後、中国周辺の一部の国家が不法な形式で一部の南沙群島の島礁を占拠したことがいわゆる南中国海紛争の発端となっている。
王毅部長はまた、次のように表明した。南中国海問題で直接当事国が交渉と協議を通じて解決し、正しい軌道に戻った状況で、域外国家が行うべきことは、その地域の国が南中国海の平和と安定を擁護する努力を積極的に支持することであり、その逆ではない。この視点から我々は新任のマティス米国防長官がこのほど、外交的努力によって南中国海紛争を解決する姿勢を強調したことを重視する。これは中国とASEAN諸国の既定の立場であるだけでなく、域外国家の正しい選択でもある。
(新華社より)
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