1回のモーニングコールを注文する人は、飛行機や高速鉄道に乗るなどの特別な用事がある人がほとんどである。1カ月や1週間で注文する人の多くは、よく寝坊をする会社員である。常連の多多さん(仮名)は寝坊をして会社に遅れることが多く、1カ月に1000元以上を給料から引かれるため、百数元の1カ月プランを注文した。
ウィニーさんは、「いろんな人がいる。おやすみコール、慰めて欲しい、祝福してほしいという依頼のほか、喧嘩したカップルの片方に謝るよう頼んで欲しいという依頼まである。あるとき、地方の携帯電話番号という理由だけで、社会人大学入試の成績を調べて欲しいという依頼も受けた」と話す。
料金は最初は1元、2元、3元だったが、その後に5元に上がった。淘宝のショップの新規定で、5元以下の注文は信用評価に換算されないためである。信用評価を上げることは、彼女がネットショップを解説した主な目的である。
価格を引き上げたことで、彼女はサービスを向上させることにした。以前は時間になったら電話をかけるだけだったが、現在はその10分後にもう一度電話をかけて確認しているという。こうすることで、二度寝が好きな人たちの寝坊を防ぐことができる。注文者の名前を覚え、天気予報やふさわしい服装、傘が必要かどうかなどの情報も加え、彼女はサービスと利用者の気持ちに心がけている。「気持ちよく起きられ、よかったと思えば、また使ってもらえる」とウィニーさん。
ウィニーさんは、モーニングコールサービスの収入は多くないが、達成感を得ている。「この仕事には充実感がある。未来を切り開く可能性が少しあるとも言える。だけど当然、本職が中心で、これは副業」と話している。
(チャイナネット)
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