国家観光局と国家体育総局はこのほど共同でスポーツ観光の大々的な発展に関する指導意見を発表し、ウィンタースポーツ観光、マウンテン・アウトドア観光、ウォータースポーツ観光、自動車・バイク観光といったスポーツ観光の新業態を重点発展目標とし、2020年をめどにスポーツ観光の総消費額が1兆元(約16兆8830億円)規模を突破することを目指すとした。「北京日報」が伝えた。
同意見は、今後数年間のスポーツ観光の発展目標を明確にした。2020年をめどに全国に重要な影響力を備えたスポーツ観光エリアを100ヶ所建設し、国家レベルのスポーツ観光模範基地を100ヶ所建設し、スポーツ観光に関わる魅力的なイベントを100件打ち出し、スポーツ観光を楽しめるモデルコースを100本建設し、高い知名度と市場競争力を備えたスポーツ観光企業・ブランドを100社・ブランド育成し、スポーツ観光の消費者をのべ10億人規模とし、観光客全体に占める割合を15%にするという。
旅行予約サイト・携程旅行網がまとめたデータによると、現在の中国のスポーツ観光路線は観光市場の5%を占めるにすぎず、海外ではこの割合が20%で、中国スポーツ観光にはこれから大きな発展の可能性があるという。同意見は、一連の複合型で、特色あるスポーツ観光商品を育て、一連の重要な影響力があるスポーツ観光エリアを建設し、一連の「国家レベルスポーツ観光模範基地」を計画・建設し、一連のスポーツを特色とした国家レベルの観光レジャーエリアおよび優良観光エリアを育成するとともに、イベント観光市場とスポーツ観光市場の主体を育成し、スポーツ観光に向けた公共サービス施設の建設を強化する必要があると指摘する。
(人民網日本語版)
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