カンボジアのシェムリアップで瀾滄江-メコン川協力第2回外相会議に出席した王毅外相は23日、会議後の記者会見で、「瀾滄江-メコン川協力は流域の6カ国が自ら作った新型のサブ地域協力メカニズムだ」との考えを示し、既存のメコン川協力メカニズムに照らし合せ、4項目の特徴を明らかにしました。
1つ目に、瀾滄江-メコン川協力は6カ国の実情に基づき行うもので、各国の需要に合致し、それぞれの国民に実際の利益をもたらすものだということです。
2つ目に、効率と効果を重んじ、具体的なプロジェクトを確実に実施し、具体的な成果を求めることです。
3つ目に、協力において単一の分野にこだわらず、政治、経済と持続可能な開発、社会という3つの分野で東南アジア諸国連合(ASEAN)とのリンクを促進し、地域協力の全体的レベルを引きあげることです。
4つ目に、瀾滄江-メコン川協力は、既存のメコン川協力メカニズムに取って代わるものではなく、それを補完するものとして互いに促進し合い、それぞれの優位性を生かすということです。
王外相は、「事実が証明しているように、瀾滄江-メコン川協力は、その他のサブ地域協力メカニズムの働きを促進している」と評価し、適切な形で各種メコン川協力メカニズムに加わっていく中国の姿勢を示しました。その上で、地域内外の各国が瀾滄江-メコン川協力を支持し、これに参与することについて歓迎の意を表明しました。
(中国国際放送局)
関連記事: