11月30日、黄飛さんは重慶市両江新区水土ハイテク産業園区の歩道で美しい風景を撮影した。
今年48歳の黄飛(仮名)さんは重慶市北碚区の一時帰休者で、1991年に広州で出稼ぎしていたときに、麻薬を吸い始めた。その後、麻薬中毒がひどくなって家の財産を売却せざるを得なくなり、両親の大切な貯蓄も使い果たした。2003年、憔悴し切った父親に重慶市北碚の薬物依存更生施設に入所させられたときに、エイズウイルスに感染したことが判明し、それ以来、二度と立ち上がれなくなった。
2011年、重慶市北碚区科学協会が心理コンサルティング治療サービスを開設した。黄飛さんはそこで治療担当者と親戚や友人の協力を得て、次第に生活への自信を取り戻し、薬物依存から完全に離脱しただけでなく、北碚区の優秀なエイズ予防、麻薬予防ボランティアになり、各種エイズ予防PRイベントに頻繁に参加した。
2014年12月、黄飛さんはある女性患者と結婚し、家賃の安い住宅に住み、新生活をスタートした。黄飛さんの目に映る毎日の生活は、充実し、有意義なものになった。黄飛さんは社会の関心と寛容さによって「起死回生」し、エイズ患者である自分の存在価値を見出すことができたと語った。残りの生涯の唯一の希望は善良な人間になり、善行に励み、妻とともに真面目に生活し、一緒に老後を過ごすことだという。
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