当日の午後、会議が引き続き行われた。習主席は持続可能な発展の促進について談話を発表した。習主席は次のように指摘した。今年は持続可能な開発のための2030アジェンダを実行させる元年にあたる。APECは行動をとり、持続可能な発展を推進していくべきだ。我々は包容・発展を促進し、人民に発展の成果を共有させねばならない。グリーン発展を推進するには、発展の質と効果を向上させる必要がある。相互接続の構築を加速するには、連動式発展を促進するべきだ。中国はすでに持続可能な開発のための2030アジェンダ実施に関する国別方案を率先して発表している。我々は革新、協調、グリーン、開放、共有という発展の理念を徹底させ、アジェンダを実行させる仕事を全面的に推進し、世界とアジア太平洋の発展のために引き続き積極的に貢献していく。
各経済体の指導者は、次のような見方を示している。アジア太平洋地域は世界経済の成長にとっての重要なエンジンだ。当面の状況のもと、アジア太平洋の開放型経済を構築し、保護貿易主義に反対し、アジア太平洋自由貿易圏のプロセスを深く推し進め、全方位的な相互接続を引き続き推進し、アジア太平洋と世界経済の成長に新たな原動力を注ぎこむ必要がある。各メンバーの経済体は、APECの役割を着実に果たし続け、往年の会議の成果をしっかりと実行し、未来のアジア太平洋における協力のビジョンを上手く計画して、アジア太平洋経済の持続的な繁栄を促進していくべきだ。
会議では『アジア太平洋経済協力第24回非公式首脳会議宣言』が発表された。
当日の午前、習主席はまたAPEC経済体の指導者と共に世界経済の情勢に関する非公式対話に共同で出席し、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事による世界経済の情勢についての紹介を聴き取り、また、世界経済に対する中国の考えを詳しく述べ、改革を推進する中国の決意は揺るぎなく、改革と発展の展望に対し自信に満ちていると強調した。
(新華社より)
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