新華網北京11月2日(新華社記者/趙文君、陳煒偉) 国家統計局と中国物流調達連合会は1日、データを共同で発表し、10月の中国製造業のPMI(購買担当者景気指数)は51.2%で、前月比で0.8ポイント増加し、これは2014年10月以降、初めて51%以上まで回復した。業界関係者は10月のPMI指数の回復には著しい特徴が表れ、当面の経済動向が安定しながら上昇していることを示すと分析する。
国務院発展研究センターの張立群研究員は10月のPMI指数が警戒ライン以上で大幅に上昇したことは、経済成長が安定する傾向が際立っていることを表わすとの見解を示した。
中国物流情報センターのアナリスト、陳中涛氏は一方で業界の回復の兆しが見えつつあり、もう一方で業界の分業化と構造調整は継続して深層から発展していると指摘する。
国家統計局サービス業調査センターの趙慶河シニア統計師は、次のような見方を示している。企業の生産経営において以下のような一定の困難に直面していることも同時に見て取れるだろう。第一に世界経済の回復力が不足し、輸出入情勢が依然として厳しいこと。第二に資金が不足し、市場ニーズを満たさない企業の割合が4割を超え、特に中小企業の資金不足を反映する状況もある程度悪化していること。第三に小規模企業のPMIは明らかに再上昇しているが、クリティカルポイント(critical point)以下にあること。
陳氏は、当面の経済運営に依然として注目を要する要因としては、原材料のコスト上昇が加速し、輸送コストの上昇が比較的多く、企業のコスト負担が重くなったことや、外部の不確実性の増加や輸出入指数の低下が上げられるとの見方を示した。
(新華社より)
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