中国最高人民検察院は21日、「検察機関の職能を全面的に履行し、健全な中国の建設を推進しよう」をテーマとする記者会見を開き、「検察職能の全面的な履行により健全な中国の建設に司法面での保障を提供することに関する意見書」を発表しました。さらに、近年になって、全国の検察機関が法に則って監督職能を履行し、人々の健康や命の安全に損害をもたらす不法行為を処罰する状況を紹介しました。
意見書には、主に「健全な中国を建設する意義に対する検察機関の認識向上」、「食品や医薬品、生態環境などの分野における犯罪行為に対する取締強化」などを巡って、7つの分野に及ぶ20項目の内容が盛り込まれています。そのうち、「法に基づく監督職能を全面的に履行し、人々の健康と命の安全を保護するための司法メカニズムを確実に強化する」ことは、全文を貫く趣旨となっています。これについて、汚職賄賂取締総局第四局の宋寒局長は記者会見で、「ここ数年、関連の事件がときおり摘発されているが、中でも社会に一連の悪影響をもたらす職務犯罪に対し、厳粛に取り締まるべきだ」と指摘しました。
(中国国際放送局)
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