南アフリカのマイケル・マスタ司法と矯正サービス相は21日、ハーグ国際刑事裁判所(ICC)の関連規程を執行できないため、ICCを脱退するための手続きを取り始めたと明らかにしました。
これはマスタ氏がプレトリアで開かれた記者会見で述べたものです。マスタ氏は「関連通知をすでに国連事務総長に送った。事務総長が受け取った1年後に正式に国際刑事裁判所を脱退する」と述べました。
脱退の理由について、マスタ氏は「南アフリカは『国際刑事裁判所ローマ規程』を引き続き遵守できない。なぜなら、『国際刑事裁判所ローマ規程』は外交特権を持つ人を逮捕しろと強引に求めていたが、しかし、これは南アフリカの関連法律に反するものだ」と明らかにしました。
去年6月、第25回アフリカ連合サミットに先立ち、国際刑事裁判所は会議参加のスーダンのバシル大統領を逮捕するよう南アフリカ政府に求めました。しかし、南アフリカ政府は行動にでなかっため、国際刑事裁判所と米国など西側諸国から批判されました。
(中国国際放送局)
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