新華網北京10月20日(新華社記者/李家瑞 馮俊揚)今年は紅軍の長征勝利80周年を迎える。中国の陳久長元駐キューバ中国大使はこのほど、新華社記者の独占取材に応じた際に、フィデル・カストロ前国家評議会議長を含むキューバの指導者は、紅軍長征の快挙に大きな感銘を受けたと述べた。陳久長元駐キューバ中国大使は紅軍長征の精神と中国革命の勝利は、キューバの革命家の闘志を奮い立たせただけでなく、キューバ革命が勝利を収めるための貴重な参考と実践になったとの見解を示した。
陳久長氏は1990年から1993年にかけて、駐キューバ中国大使を務めた。キューバで勤務した3年余りの間に、陳久長氏は当時のキューバの最高指導者、フィデル・カストロ前国家評議会議長と数十回にわたり面会した。その間に、このキューバの革命指導者は中国革命の道程と発展を何度も高く評価した。陳久長氏は面会の度にカストロ氏との対談の内容を詳細に記録した。陳久長氏は離任後、『カストロ氏とキューバ:出使島国見聞』、『硬骨漢のカストロ氏——駐キューバ中国大使の手記』などの著作を執筆した。
陳久長氏は過去を振り返り、次のように語った。1991年4月、カストロ氏と面会した時に、長征は中国革命史上における重大な出来事であり、紅軍長征に関する多くの文章を読んだことがあり、そこから大いに啓発されたと述べた。カストロ氏は長征を全面的かつ体系的に紹介した書籍を読むことを強く望んでいた。カストロ氏はまた、長征は中国の歴史上、重大な意義を持つだけでなく、世界の革命運動における偉大な快挙だと述べた。
陳久長はさらに、次のように回顧した。カストロ氏が陳久長に対して、中国革命は他人の指図を受けて成功したのではなく、中国共産党人が革命と発展の道を絶えず模索し、大きな成功を収め、これはキューバの民衆にとって、大きな励みになり、全世界の進歩するエネルギーにとっても重要な意義を持つことと語りかけられた。
(新華社より)
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