新華網ハバナ9月26日(新華社記者/馬桂花 劉彬)キューバ革命の勝利から1年後の1960年に新中国と外交関係を確立し、南米大陸及びカリブ海周辺地域で最も早期に新中国と国交を樹立した国になった。
国交樹立50年余りに、中国とキューバの関係は国際情勢の激しい変化という試練に耐えてきた。東西半球にそれぞれ位置し、何千という山と何万という河川を隔てているが、両国の伝統的な友好関係の基盤は堅実で、その内包は豊富で、活力に満ちている。 近年は、中国とキューバのハイレベル訪問が頻繁に行われ、政治の相互信頼が絶えず深まり、経済貿易、人文などの分野の協力と交流も長足の発展を遂げ、『良き友人、良き同志、良き兄弟』は両国関係の最も適切な肖像画になっている。
張拓駐キューバ中国大使は次のように述べた。中国とキューバは本国の特色ある社会主義路の建設において相互に学習し、国政運営の方面の経験交流を日益しに深化させ、両国の核心的利益に関わる問題において相互に支持している。且つ、双方の高水準の政治関係は段階的に多次元で、多分野において経済貿易協力の成果に転化されている。 ここ数年は、中国とキューバの二国間貿易は良好な発展の勢いを維持し、中国は長年連続でキューバの第二の貿易相手国になっている。キューバは中国にとって、カリブ海周辺地域における最大の貿易相手国でもある。中国税関の統計によると、2015年に中国とキューバの貿易額は22億1,600万ドルに上り、前年同期比で58.77%増加した。
駐キューバ中国大使館の馬克強経済商務参事官は次のように説明した。数年前は中国とキューバの二国間の経済関係は貿易が中心で、近年は双方がエンジニアリング建設方面の協力を強化してきた。キューバのサンチアゴ港の多目的港湾ターミナル建設プロジェクトは、中国企業がキューバでの建設に参与した初めてのプロジェクトで、中国とキューバの経済交流の促進に重要な意義を持つ。
近年に双方は太陽電池モジュールの生産、車両の組み立て、農業用機械の組み立てなどの生産能力提携を強化してきた。協力分野の絶え間ない拡張に伴い、中国のエンジニアリング機械、小型自動車、家電、日用品などはキューバの何千何万世帯で使用されている。
また、中国とキューバはさらに、エネルギー及びバイオ技術方面の協力を強化した。今年5月、キューバのバイオ技術及び医薬産業グループは成都の多数の有名なバイオ医薬の製薬会社と協力協定書に署名し、総規模20億元(人民元)の中国・キューババイオ産業奨励基金を設立した。 人文交流分野では、中国とキューバは文化、教育及び観光などの分野の協力が絶えず増加し、且つ緊密化している。観光では、近年はキューバを訪れる中国人観光客の数が次第に増加し、2014年は中国大陸から延べ計2万8千万人の観光客がキューバを訪れた。
オブザーバーはキューバの改革のプロセスが進行するにつれて、相互信頼と互恵互利に基づく中国とキューバの協力は、より幅広い分野でより高い水準に発展していくと分析する。
(新華社より)
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