中国の習近平国家主席が９月５日午後杭州で、第１１回２０カ国・地域グループ（Ｇ２０）サミットの閉幕後、記者と会見した。
新華網北京9月7日（新華社記者/陳済朋）中国杭州で開催された２０カ国・地域グループ（Ｇ２０）サミットは世界の注目を集めた。サミットの動向は国際経済関係の大局を反映し、理念の変化を浮き彫りにした。
Ｇ２０メンバーは現代の世界のほとんどの重要な経済体をカバーしている。特に、注目されることはわずか数年間にＧ２０は脚光を浴び、次第に自ら役目を買って出るように国際経済政策協調の主要なシステム及び世界で最も代表的な経済政策協調のシステムに成長したことだ。この変遷は世界経済の構図の発展と変化を反映している。
２０世紀後半に、国際経済政策協調の主要なシステムは一貫して主要７カ国グループ、又は８カ国グループになり、世界経済の発言権は少数の先進国の経済体に独占されている。
実際の経済决策において、先進国の経済体が体現する高慢と偏見は、多くの発展途上国の経済体の挫折感と不快感を倍増させている。一部の「不適切な」政策と提言によっても、発展途上国の経済体は全身を傷だらけにされている。
過去の政策協調システムと比べて、Ｇ２０はより幅広い代表性を備え、世界的な経済政策の協調とバランスを促進することが可能で、発展途上国の経済体の利益と訴求がより多くの尊重を得られることができる。
特筆すべき点はまさに、Ｇ２０というシステムで多くの新興経済体が演じる役割はますます重要になっているため、Ｇ２０は新世紀の国際経済政策協調理念の根本的変化を代表し、困難をともに克服し、発展への協力をともに目指す意向がより一層、強くなっていることだ。発展途上国の経済体は国際経済協力から利益を得て、先進国の経済体と新興経済体及び他の発展途上国の経済体と協力することで、バリューチェーンの延伸と市場開拓がもたらす恩恵を得ることもできる。
Ｇ２０杭州サミットの開催理念は大きな包容力がある中国の度量の広さを体現した。今回のサミットで発展の議題の焦点を絞り、国際協力を拡大することによって、中国は世界経済システムのすべて参加者がウィンウィンを実現するために尽力している。イノベーションとグリーン発展の推進を通じて、中国は世界の持続可能な発展のために懸命に新しい活力を注いでいる。
ある期間に、グローバル化は逆戻りの好ましくない傾向と逆行が生じたが、その原因はグローバル化の収益がこのプロセスへのすべての参加者に還元されず、一部の国が外に排除され、一部のグループが蚊帳の外に置かれたことになった。このため、中国が提案する開放的で包括的な発展の促進は、最重要課題であり、グローバルが継続して前に進むように導くためにプラスになる。
Ｇ２０が体現する情勢の変化は人々を啓発する。過去のゼロサム思考を捨て去り、互恵互利とウィンウィンの協力を模索し、世界経済の開放型の包括・連動式発展に手を携えて取り組む。世界経済の発展が変化する傾向と合致してはじめて、協力とウィンウィンの大きな潮流に合わせてはじめて、道はますます広くなる。
（新華社より）
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