北京に滞在する軍事コメンテーターの宋忠平氏は「中国は真のグローバルな遠洋海軍を建設することを、長期的な目標としている。楡林基地と南沙諸島のその他の建設プロジェクトは、新旧の軍事手段により地域安全を全面的に掌握するより大きな戦略の一環だ。中国は南中国海で海洋の遠大な志を推進し続ける。中国はこれを軍事拡張の砦とみなしているからだ。南中国海は中国が真の海洋強国になるため、唯一のルートを提供する」と分析した。
南中国海の複数の水中ルートと海峡により、中国の潜水艦隊は米国の第1 2列島線の封鎖を突破できる。米国はこの2つの列島線により、中国海軍をアジアに閉じ込めようと試みている。ジェーン ディフェンス ウィークリー(6月号)は、「中国船舶工業集団は、俗に水中の長城と呼ばれるソナー監視システムの構築を提案した。これには船舶と潜水艦の水面センサーによるネットワークが含まれ、米潜水艦の水中の弱体化を促し、中国による南中国海の制御を促す」と報じた。
シドニー大学アメリカ研究センター の研究員は「中国は水中ネットワークと人工島の施設を建設している。中国がこれらの施設を利用できれば、潜水艦を空 海 水中 宇宙の脅威から守り、(南中国海を)原潜の砦に変えることができる」と指摘した。黄氏は「南中国海は、インド洋航路に入る中国を守る砦だ。永興島は一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の橋頭堡だ。そのためあれほど多くの先進的な武器が配備されている」と話した。
(チャイナネット)
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