中国ブランド回力のスポーツシューズを履く外国人。
中国の靴メーカー回力(WARRIOR)の靴というと、中国人は「ダサい」、「ゴム靴」などを思い浮かべるかもしれない。1970-80年代、回力の白、赤や青の模様入り、黄色の靴底などのスポーツシューズは街のあちこちで見かけられた。しかし、この中国では忘れかけられている安価な靴が近年、欧米で人々が競って買う人気の高級靴になるとは誰が想像していただろうか。その昔20-30元(約300-450円)で売られていた「みにくいあひるの子」が、欧米では50ユーロ(約5650円)で販売される「白鳥」に変身し、高級ブランド扱いを受けているのだ。