南昌漢代海昏侯国遺跡博物館(江西省南昌市)のオンライン博物館(アドレスhttp://www.hhhmuseum.com/)が30日、正式に公開された。北京の首都博物館で展示中の「五色炫曜―南昌漢代海昏侯国の考古成果展」が、バーチャルリアリティ(VR)技術によって実際の展示ホールそのままの状態で展示される。
南昌前漢海昏侯墓の発掘作業は5年以上に及んでおり、2万点近くの文化財が出土し、考古学における重要な成果を収めた。江西省党委員会、江西省政府と南昌市党委員会、市政府は海昏侯墓の発掘や保護、開発、利用を大きく重視し、「国家考古遺跡公園の建設、国家5A級観光 景勝地の建設、世界文化遺産の申請」という三大目標を打ち出している。また、特別に南昌漢代海昏侯国遺跡管理局と南昌漢代海昏侯国遺跡博物館を設立することを決めた。ただ、現在のところ、遺跡博物館の建設条件が整っていないため、オンライン博物館を構築し、それを通して、数多くの美しく精巧な文化財と考古学の成果が展示できるようになった。
数ヵ月の企画と努力によって、南昌漢代海昏侯国遺跡博物館オンライン博物館が初期段階の効果を収めている。ウェブサイトは古代中国の文化的要素を取り入れ、音楽、ナレーション、文書、画像、VR技術など多様な手段を利用して、南昌前漢海昏侯墓の発掘過程を生き生きと再現し、出土した美しく精巧な文化財を立体的に展示し、最新の研究成果を有効利用している。
南昌漢代海昏侯国遺跡博物館オンライン博物館はシステマティックなプロジェクトで、段階的に建設を進めていく予定。次の段階として、バーチャル見物と文化財のVR展示の構築を行う。さらに、代表的で影響力のある文化財を集めてオンラインのVR展示を行い、「3D文化財館」のページを作り、遺跡の全体について全景の見物コンテンツを製作する予定だという。
(人民網日本語版)
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