張徳江中国共産党中央政治局常務委員・全人代常務委員会委員長は１７日から１９日まで、香港特別行政区を視察した。
新華網北京5月23日 （記者/蘇暁、查文曄）張徳江・全人代常務委員会委員長は香港を視察し、重要な談話を発表した。内地と香港の専門家は19日、張常務委員長の談話は国家発展における香港の担う役割が変わりなく重要であることを明らかにし、中央政府は香港が4つの方面で役割を果たすのを支持すると表明し、関連の香港を力強く支持する措置が続々と打ち出されることが期待できるとの見方を示した。
香港・一国二制度研究センターの主任研究者、方舟氏は新華社記者に対し、張常務委員長が談話の中で、「一帯一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」建設の中での香港が備える４つの優位性や中央政府が香港の四つの面で積極的な役割を果たすことを支持するなどを含め、香港の位置づけや今後国家発展のプロセスにおける優位性をいかに生かすべきかについてのすばらしい解釈は、香港の発展に対して「道路標識を立て、道を導く」功績を立てるだろうとの見方を示している。
北京大学香港マカオ研究センターの強世功執行主任は、次のような見解を示した。張常務委員長の談話は国家戦略レベルから香港の今後の発展のために位置づけを行い、中央政府の高みから香港人に自信をつけさせるよう支援する。これは中央が香港に対して依然として重視し、香港の国家発展戦略上の地位は十分重要であり、その役割のさらなる向上が得られるよう見込まれている。
香港のシニア時政コメンテーター、周八駿氏は、次のような見方を示している。これらは香港がこれまで長期にわたり西側へ依頼してきたところから、自らの国にしっかりと頼るところへ「方向転換」し、香港がこれまで担っていた西側諸国の資本や技術、管理及び各種サービスを内地へ送り込む掛け橋から、中国企業を世界へ進出させる先駆けへと変身するという画期的な「華麗な転身」の実現を推し進める見通しだ。「一帯一路」建設に積極的に参与するプロセスの中で、香港はきっと一つの新たな紀元を切り開くだろう。
中国銀行香港発展企画部経済・政策研究主任の謝国梁氏は、「一帯一路」建設の面を含めた香港の国家発展における最も重要な機能は、やはり国際金融センターとしての地位だと言える。香港の専門的なサービスは発達し、国際化のレベルが高く、その制度が健全化されている。これらはいずれも国家が必要とするものだ。「一帯一路」は国家の対外開放における香港の未来の役割を一層際立たせるだろうとの見方を示した。
（新華社より）
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