あなたの友人は本当にあなたと一緒にいるのが好きなのだろうか?これは少しネガティブな考えかもしれないが、実際に、自分が友人と思っている人のうち、自分のことを友人と思ってくれている人はわずか半数にすぎないという。中国新聞網がオーストラリアの中国語サイトの報道を引用して報じた。
親友or知り合い?
ある最新調査によると、自分の友人のうち、見返りを求めない友人はわずか50%であることが分かった。同調査では、調査対象者に、自分の友人のランク付けを行ってもらったほか、友人らが自分をどの位置にランク付けするか予想してもらった。
ほとんどの調査対象者は、自分の「友人」の自分に対する評価は、自分の予想とほとんど変わらないと予測していたものの、その考えは少しあまかった。自分が「親友」と思っている相手にとって、自分は「知り合い」にすぎないケースもあった。
研究者は、「誰かが誰かのことを『友人』と思っている時、相手にとっても自分が『友人』であることを望むもの。しかし、現実は残酷。全ての友情が、互いに協力し合い平等な関係であるわけではない。調査では、現実の友人関係において、互いの必要を満たし合い、平等な関係にあるのは友人の半数に過ぎなかった」と指摘している。
「友人」と思ってくれている50%を大切に
もし、「私は友人を全く必要としない」と頑固な考えを持っているなら、残りの50%の友人が、自分のことを大切な友人と考え、大切な存在と思ってくれていることを忘れてはならない。
心理学者で脳の研究を行っているSusan Krauss Whitbourne博士は、米心理学雑誌「Psychology Today」に掲載された記事で、「誰でも自分の友人の影響を受け、その影響は自分が想像しているよりも大きい。友人の助けがなければ、今日の自分はいない」としている。
友人がパートナーの選択に影響
「友人は自分の意思を強くしてくれ、楽ませてくれる。そして、目標を達成できるよう励ましてくれる。また、パートナーを見付けるのも助けてくれ、長寿や健康を保つ助けにもなってくれる」とWhitbourne博士。
さらに、子供のころから友情を築いてきた友人は、自分のロマンチックな恋愛などにも大きな影響を及ぼすという。
Whitbourne博士は「幼馴染は、長期にわたる安定した関係を人と築くことを教えてくれる。これは、生涯のパートナーを探すのに不可欠なスキル」との見方を示している。
(人民網日本語版)
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