青年節(5月4日)に合わせ、テンセント(騰訊)Qビッグデータは、全国各都市の人口の「若さ」を指数にまとめた報告を発表した。同報告の主旨は、QQ上で若年層の人口移動に関するビッグデータを収集 解析することにより、若年層の力がいかに都市を変え、中国全体に影響を及ぼすかについて検証 観察することにある。新華社が報じた。
報告によると、北京 上海 広州 深センなどの一線都市は、「都市の若々しさ」ランキングで上位に名を連ねた。このうち「最も若々しい都市」トップは深センだった。一方、温州市に代表される二線都市も、徐々に若年層の人気を集めるようになっている。
今回のQQビッグデータ調査の対象となったのは、QQプラットフォームのデータを中心に、国内約300都市に住む年齢16歳から35歳の若年QQユーザー。都市に住む若年層の比率や都市間の人口流動比など各種指標の分析を通じ、加重平均方式にもとづき、「都市の若々しさ」指数が総合的に分析 算出された。
報告では、「2016年、全国一線~五線都市の『若々しさ指数』は次第に低下する傾向にある」と指摘されている。このうち一線都市の「若々しさ」指数は平均79でトップ、二線都市の指数は74、三線都市は69だった。
「全国最も若々しい都市」トップ20都市には、北京 上海 広州 深センの各都市がランクインした。このうち深センの「若々しさ」指数は89と、他の都市を大きく引き離した。また、若年層人口の純増加率は、22.53%に上り、一線都市の中でも抜きん出ていた。これは、深センが多くの若年層を惹きつけている表れであり、深センを「最も若々しい都市」にした主要因ともなった。