2011年5月1日から中国で「飲酒運転への刑罰適用」が実施されてまる5年。飲酒運転の問題が顕著に改善されている。同期、中国全土の飲酒運転が原因の交通事故数や死亡者数はそれぞれ18%、18.3%減少した。28日、公安部(省)に対する取材で明らかになった。新華社が報じた。
5年で、飲酒運転が効果的に抑止され、特に都市でその效果が顕在化している。同期、中国全土の公安機関が摘発した飲酒運転違反件数は247万4千件だった。厳格な法執行や継続した宣伝が効果を発揮し、北京市や河北省、浙江省や杭州市、寧波市、南京市、福州市、深セン市などの省 市では、飲酒運転摘発数が年々減少、または安定した状態となっている。
飲酒運転への刑罰適用により、車社会の生活意識にも大きな変化がもたらされ、運転代行業などの新たな職も生まれた。統計によると、運転代行業務の約90%が飲酒した人の利用で、同業界は大都市だけでなく、二線都市、三線都市でも急速に発展している。5年間で、中国全土の延べ約2億1800万人が同サービスを利用し、飲酒運転や事故の発生の大幅減少につながっている。
(人民網日本語版)
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